「神道設教」の実踐
「神を敬い、神に求むる勿れ」が始終、文化院が伝教工作に従事して以来、幾度も宣揚して来た信念です。知るべきは、如何なる事物の因果も、皆それの一定の法則があり、誰も無理に要求出来ません。特に信ずべきは、自身も「神仙の種子」を具有し、自然の潜在能力は無限です。拜神の目的は自身の心性を清淨にし、自身が自身の主人になれるよう考えることで、憂慮で悩んではいけません。
如何なる教派も立教の宗旨は、人の心を教化することで、「教育の推廣」が明らかに相当重要です。宗教教育は修行を主とし、学術を輔とし、修行が両方面を涵蓋し、一方面が自身を内修する涵養で、所謂「自度」であり;別の一方面が外行して慈善を佈施する、所謂「度人」で、両方面とも知と行は共に大事で、内外かたよらず、「無意にして為さざる所無し」の宗教情操に到達することを求めます。
本院の主祀神汶羅清水祖師は、世人の教育を職志としています。故に修道を志す信徒を院生と称し、亦た文化院の学生でもあるので、院生は祖師を校長とし、神佛を導師とし、文化院を一所の社会道徳学校と思っています。
1. 扶鸞教学:神佛は扶鸞の方式で衆生を教授します。所謂「扶鸞」とは、訓練有素の鸞生により、霊覚領悟を利用して、神意を感化した後、鸞筆を揮動して文を成す。神佛の胸は慈悲を抱き、態度は客観的で、凡その事は理を講じ、事に当って神権を用いて無理に人に難儀をあたえず、啓発引導の方式で、人が潜在能力を発揮、神佛の経典を超越することを奨励します。故にこの時空の異った鸞文を研読すれば、私達を助けてより多くの角度から、一種の普遍的に衆生に適用する人生の正道を了解し、社会が合理的に眞正なる大道に発展するのを助けます。この種の扶鸞での教化施行方式は、一種の活きた知識の応用で、材に因る施教のみならず、適時応機の教化功能を一層発揮出来ます。
2.学術研討:汶羅書院を創設し、各界の専門学者を聘請して、学術的立場から、各界の人々に宗教、神学、哲学、人文学、自然学、古典学、経学等の常識を教授し、古典文化で人心の安定を期し、研究にも深入りします。
3.書刊出版:雑誌類の《関係我》季刊、新聞類の《文化院訊》、漫画類の《進徳修業漫画》、
又「聖書出版社」も不定期出版で約百種の宗教と修養の書籍があり、又深みの測れない霊学やタブー学の探討や対策等もあります。
4.遊学啓化:士女団及び玉玄乾坤団を組織し、経常国内外の各宗教聖地に参訪し、又各宗教団体と交流或いは切磋観摩或いは宗教事務を合辧する。
5.社区教化:幽雅恬静な古樸亮麗の環境を構築して、「汶羅課堂」を成立、民衆の需要に対して、正当なリクリエーションの場を提供、民衆をして文化の薫陶を受けさせ、生活品質の提昇を期す。